シーア(2025年8月の日記)

2025/08/22 2025/08/24 日記

この記事を書いた人

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有吉 諒真(ありよし りょうま)

福岡生まれ福岡在住。大学時代を過ごした沖縄にて植物の世界に魅了され、植物学で修士号を取得。現在は"衣食住"に植物を取り入れた暮らしを楽しみ、探求することを目的に活動中。

何年かぶりにSiaをちゃんと聴き直して、震えている。音楽アプリの再生ボタンををポチッとクリックして、Victorのスピーカーから発せられる歌声だけでこんなにも心が大きく揺さぶられたのは人生で初めてかもしれない。前に少し聴いてた時は、声独特やけどなんか良いなー、ぐらいの感情だったのにな。それに彼女が書くような歌詞は、もう今の俺にとっては必要ないもんだと思ってたんだけどな。その歌詞に縋りたくなるような気持ちは感じられないんだけど、読んだら読んだで途轍もなく心を打たれる。奥歯が震えるほどの畏怖を抱く大自然を目前にした時の感動と似ているなと思う。

歌声を聴くといつも、醜怪な狂気の中心でただ独り、毅然として歌い続けるSiaのイメージが浮かんでくる。地球上を覆い尽くすような勢いの炎の中で歌っているイメージなこともあるな。

表から身を引かないうちにいつかライブ観てみたいなーとか、2019年のFuji Rock行っときゃよかったかなーとか思う瞬間もあるけど、実際目の当たりにしようもんなら、歌い始めの第一声から感情が昂って大泣きすることなど容易に想像がつくから、ライブどころじゃないだろうな。

もし本当にSiaを生で観られる運命が巡ってきた時、俺はどっちの選択をするんだろうか。

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