秋がやってくるのを見計らい、仲間の方も合わせて計4人、福岡の霊峰である宝満山の登頂を目指した。
俺個人的にはここ最近、日程的な隙や目指す山頂を直前に見つけて出かけるスタイルの登山しかしていなかったので、計画を立てて誰かと一緒に山を歩くのはこの日が随分と久しぶりのことだった。
和気藹々と飛び交う言葉たちが林内にこだまする感覚が「やっぱめっちゃ好きやなー」って思ったり、ペースメーカーが間違った道を拾った時は後ろから声を掛け合ったり、誰かがしんどそうな時な他の皆でモチベーションを上げたりと、和の大切さを改めて実感した日だった。
そして満ち満ちた湿気で窒息しそうになっていた夏の空気から一転、さらりとした秋の空気は本当に本当に美味しくて、こんなに美味しいなら今日の昼飯要らないかもって感情まで湧いてきたのがなんか面白かった。
宝満山の山頂へと向かう道中では、深山樒の果実が深紅に色づいていたり、キク科の花々が一斉に開花していて。さて、いよいよ冬至へと向かって歩き出す時期だねー。